網膜剥離(もうまくはくり)って何? 網膜剥離(もうまくはくり)の症状や原因、これ見りゃばっちり!!
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網膜剥離(もうまくはくり)の症状と原因

網膜剥離とは?

網膜剥離とは何か?網膜を顕微鏡で見ると、10の層に分かれています。内側の硝子体に近い方の9層は、神経網膜といって光を感じる細胞が並んでおり、外側の1層は色素上皮層と呼ばれます。お母さんのお腹の中で目ができる時、色素上皮層は脈絡膜と一緒にできて神経網膜にくっつきます。このため、色素上皮層と神経網膜の結びつきは弱いといえます。網膜剥離とは何かの原因で神経網膜が色素上皮層からはがれて、硝子体の中に浮き上がってしまうのが網膜剥離なのです。

網膜剥離の原因は?

網膜剥離の原因で一番多いのは、網膜に裂け目ができる裂孔原性網膜剥離です。眼球の内側には硝子体というゼリー状のものが詰まっています。硝子体は若いときには均一なゼリーの状態ですが、年齢とともにゼリーのなかに水の部分ができてきます。これを液化と言います。中高年になると、水とゼリーに分かれた状態になり、眼球の動きとともにゼリーが眼球内で揺れ動くようになります。もし、ゼリーと網膜が異常に強く接着している部分があると、眼球の動きでゼリーが網膜を引っ張り、ついに裂孔ができます。裂孔から水が網膜の裏側に入り込むと、網膜がはがれます。これを裂孔原性網膜剥離というのです。網膜剥離になる他の原因は、糖尿病性網膜症などです。糖尿病性網膜症では、出血しやすい血管を含んだ膜が網膜の前にできます。この膜が収縮して網膜を引っ張ると、網膜剥離が起こります。また、網膜の下の脈絡膜に炎症や腫瘍などがあって、そこからしみだした液が網膜の下に溜まる網膜剥離もあります。これらの網膜剥離と裂孔原性網膜剥離とでは自覚症状や治療方法が異なります。

網膜剥離の症状は?

網膜剥離の初期には、目の前に小さな虫が飛んでいるような症状(飛蚊症)や、光が当たらないのにチカチカ光を感じる症状(光視症)があります。この時期には、裂孔はできていても網膜剥離はほとんど無いことが多く、レーザー光凝固による通院治療で治すことができます。網膜剥離が進むと、はがれた網膜の部位に相当する視野が、カーテンがかかったように見えなくなってきます。網膜の中心にある黄斑部に網膜剥離が及ぶと、急激に視力が落ちてきます。

網膜剥離の治療

網膜剥離において、眼底検査が最も大事です。眼底検査の30分ほど前に瞳を開く目薬を点眼して、十分に瞳が開いてから検査を行います。網膜の裂孔や網膜剥離の有無、網膜剥離の範囲や程度、また網膜の前にある硝子体の状態などがわかります。検査中や検査の後に痛みはありませんが、瞳が元に戻るまでの3〜4時間は、周りの物がぼやけて見えるので、歩く時は気を付けましょう。網膜剥離が進むと、見える範囲が狭くなり続いて視力が低下しますが、その前の段階に飛蚊症や光視症などの初期症状が現れます。この時期に、眼底検査を受けると裂孔がみつかります。網膜剥離がまだ無い時期であれば、レーザー光凝固などで裂孔をふさぐことができます。この治療は通院で、眼球にメスを加えずに行えます。ただし、飛蚊症の中には単に年齢による変化として起こるものも多く、その場合は特に治療は必要ありません。


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