モアイ像〜イースター島〜 世界遺産特集です!
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モアイ像◆世界遺産◆

モアイ像とは?

モアイ像は、南米エクアドル領のイースター島という伊豆大島くらいの小さな島の海に面した高台に多数建てられています。モアイ像は、イースター島で産出される凝灰岩でできており、建造中に放置されたものも含め約1000体あります。

 

モアイ像の起源その1

モアイ像は顔だけのものが多いですが、中には胴や手足がついているもの、ふんどしのようなものを着けて日本の正座と同じ座法をしているものもああります。モアイ像は、多くが島の内側を向いて立てられていました。
モアイ像は東端と西南端の狭い切り立ったがけを除きほぼ島の全周に配置されています。モアイ像は祭祀目的で立てられたと推測されていますが、祭祀形態については諸説があり、定説はまだありません。モアイ像が作られた目的が不明なのは、イースター島民が奴隷として島外に連行され、さらに解放後、天然痘によりイースター島民の大半が死亡し記憶も途絶え、イースター島固有の文化である、文字板コハウロンゴロンゴを読めるものもいなくなり、さらにキリスト教布教の際、コハウロンゴロンゴが多数焼かれてしまい、これらのごく一部しか残っていないためです。

モアイ像の起源その2

モアイという言葉は、その語源ならびに意味は諸説があって特定に至っていません。しかし、モアイ像の最大の謎は建造目的ですが、モアイ像の建造目的に対して、ようやく答が見つかりつつあります。近年の調査で、モアイ像の台座から人骨が多数発見されたのです。このため、「モアイ像は墓碑であった」という説が有力になりつつあります。
モアイ像のその独特の形状についても、起源が未解明です。他の地域の似たような形状の石像からモアイ像の起源が求められていますが、いずれの説も特定には至っていません。中には、日本の猿石に起源を求める説もあるほどです。また、南米のティワナク遺跡の石像群との関連も指摘されていますが、未だにどちらが先でどちらが後になるかの議論には結論が出ていません。モアイ像の起源が完全に定説になる段階までに仮説を絞れずにいるその最大の理由は、モアイ像の形状があまりにも独特なために、イースター島以外では似たような形状の石像がほとんど存在せず、関連性を突き止められないためです。

モアイ像の建築方法

モアイ像の材料となった石材は凝灰岩と判明していますが、凝灰岩はイースター島の海岸周辺には存在せず、島内の山から切り出され、運ばれた可能性が指摘されています。考古学者のヘイエルダールが現地住人の協力を得て行った実験では、木製のソリに横倒しにして乗せ、大勢が縄で引っ張り、目的地についたらてこを使ってモアイ像を立たせるという方法で、当時の人口・技術力でもモアイ像の運搬が可能であったことを証明しています。この実験でモアイ像の設置に12人で18日掛かったものが同島アナケナ・ビーチ近くの丘に残っています。
しかし、その後の研究でモアイ像は完成後すぐに立てられ、立った状態で縄で目的地まで運搬された、という方法も示されており、この方法では横倒しにして運搬するよりも人数が少なくてもすむ上、効率も良い事がわかっています。モアイは自分で歩いた、という現地の伝説の根拠にもなっています。
また、モアイ像には目がはめ込まれていた事がわかっており、復元されたモアイ像には目がはめ込まれた物も多数存在します。モアイ像の目の材質はサンゴ質の石灰岩であることが判明しています。しかし、イースター島近海にサンゴ礁が無いことから、イースター島原住民の交易ルートがいかなる物であったか、という新たな謎が生み出されました。他の海域との交易が無ければ、サンゴ質の石灰岩をイースター島にて入手する事ができません。
また、モアイ像には帽子をかぶったような形の物も発見されています。これは当初地位をあらわす帽子か、女性の髪形を復元した物とされていましたが、その後は男性の結髪を再現した物である事が明らかにされました。これより、「モアイは男性像である」という説が確立されたのです。

モアイ像と環境問題

現在のイースター島には大規模な森は存在せず、1000体分もの石材を運搬するのは、木材が足りず不可能のように思われていましたが、地質学的調査によると、モアイ像が作られた当時は椰子の木が生い茂っていたといわれており、イースター島民たちの乱伐によって森が消失した可能性が高いのです。人口1万人のイースター島に1000体ものモアイ像が乱立し、森が消滅したことから、モアイ像を現在の世界各地のビルにたとえ、地球全体をラパヌイにたとえて、地球温暖化や森林伐採に警鐘を鳴らす人々もいます。

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