急性腎炎(急性腎炎症候群)について、症状と治療法。これ見りゃばっちり!
saicoro Produce by saicoro Site update contents

急性腎炎(急性腎炎症候群) 〜症状と治療〜

急性腎炎って一体どんな病気なの?

急性腎炎は、腎臓の糸球体に炎症が起こり、むくみ、血尿、高血圧といった症状が急に出る病気です。これらの症状が出ると同時に、からだはだるくなり、起きているのが困難になります。一般的には急性腎炎といっていますが、正式には急性糸球体腎炎といいます。患者の7割が20歳以下で、3〜10歳の子どもに多くみられます。また、男性のほうが女性よりも多いのが特徴です。

急性腎炎の症状について

頭痛、食欲不振、浮腫(むくみ)などが急激に出現し、血尿と蛋白尿が認められ、尿量減少、血圧上昇があり、発病初期は、腎機能も低下することが多いとされています。
上気道炎や扁桃炎など小児に多い溶連菌感染後におこる急性腎炎は、発病時の症状がはげしくても、治りやすいといわれています。

病理組織学的には、管内増殖性糸球体腎炎を呈します。しかし最近は、溶連菌感染が減少したために、むしろIgA腎症や膜性増殖性糸球体腎炎で、急性腎炎の症状を示すものの比率が増加しています。
このような場合は、治療によって症状が軽快しても、その後は慢性の経過をとりますので、溶連菌感染後の急性腎炎か、そうでないのかを医師からきちんと診断してもらうことが大切です。

急性腎炎の治療について(基本的な考え方)

むくみ、血尿、高血圧という症状があって、急性腎炎が疑われる場合は、すぐに入院して治療する必要があります。

急性腎炎の治療の基本は、安静を守ることと食餌療法です。さらに必要に応じて薬物療法を加えます。急性腎炎の治療は時間こそかかりますが、ほとんどの場合、完治するものですから、根気よく生活の注意を守って下さい。

急性腎炎の治療:第1ステップ まずは安静に

まず安静に過ごすことが大切です。からだを休めることで、体内の代謝活動を抑えて、腎臓の負担を軽くしなければなりません。はじめはトイレや洗面も、ベットの上ですませます。入院治療後10日ほどすると、少なくなっていた尿量が回復し、肉眼でわかるような血尿はなくなってきます。

この時期から、トイレや洗面のための歩行が許され、病状の回復とともに散歩、外出などが可能になります。ただし、血尿やたんぱく尿が再びみられるような場合は、ただちに安静を守らなければなりません。おおむね3〜6週間で退院できますが、疲れやすいので、無理のない生活を送ることが大切です。

子どもの場合には、体育の授業や水泳、遠足などのへの参加はひかえさせましょう。
大人の場合は、周囲の理解を求めて、夜勤や残業などを避けてください。病気の回復と合わせて医師と相談のうえ、生活をコントロールしていくことになります。

一般的にいって、激しいスポーツや肉体労働は、最低3年程度は見合わせる必要があります。また、女性の場合、2年ほど妊娠を避けたほうがよいでしょう

急性腎炎の治療:第2ステップ 食餌療法と薬物療法 [食餌療法]について

腎臓の働きが低下すると、蛋白(たんぱく)から生じる窒素化合物や食塩の成分であるナトリウムの排泄がスムーズにいかなくなります。そこで、食事のたんぱく質と塩分を制限しなければいけません。制限する量は、病状に応じて変えていくことになります。たんぱく質を減らし、その分、糖質や脂質でカロリーを十分にとります。むくみのあるときや、1日の尿量が400ミリリットルと尿が少ない場合、あるいは無尿の場合は、1日に摂取する水分を制限します。

[薬物療法]について
腎炎そのものを治す薬はありません。ただし、急性腎炎のきっかけとなった溶連菌などの感染症の治療には抗生物質が使われます。ほかに、炎症をしずめるために抗炎症剤、血尿がひどいときには止血剤、乏尿やむくみがひどいときには利尿剤が使われます。

Copyright (C) saicoro. All Right Reserved.