免疫細胞療法はどんな治療法なのか 〜がんの治療法について知ろう〜お役立ち情報。
saicoro Produce by saicoro Site update contents

免疫細胞療法はどんな治療法なのか

 〜がんの治療法について知ろう〜

イメージ

免疫細胞療法とは?

免疫細胞療法は、外科療法、化学療法、放射線療法に続く第四の治療方法として注目されている「がん治療法」です。この免疫とは、人間がその身体の中に持っている免疫細胞から来ています。免疫細胞療法とは、免疫細胞の機能を高めてがん細胞へ攻撃させる治療法なのです。なぜ免疫細胞療法が注目されているのかというと、人間がもともと持っている力を利用するため、身体に対しての負担が小さいからです。従来型のがん治療法は外部からの力を利用したもので、刺激が強く副作用もありました。しかし免疫細胞療法なら、体力が低下することもなければ治療による問題も起きません。そのため、これまでにない画期的な治療法として免疫細胞療法は注目されているのです。

なぜ免疫細胞療法が効果的なのか

免疫細胞療法が、がんに対して効果的なのは、もともと免疫細胞にはがんに対抗する力があるからです。しかし、がん細胞の増殖速度が早いと免疫細胞だけでは対応しきれなくなります。そこで免疫細胞療法を受ければ、免疫細胞が強化されてがんとの戦いに負けなくなるどころか勝てるようになるわけです。免疫細胞療法の原理自体は、とてもシンプルです。しかしシンプルだからこそ効果があると見ることもできます。若い人はがんを発症しにくく、高齢者になるとがんになりやすい。これは老化による免疫力の低下が原因です。だからこそ免疫細胞療法が効果的になります。免疫機能を強化することは、がん以外にも効果があります。そのため免疫細胞療法は、さまざまな病気にも力を発揮してくれます。

免疫細胞療法の種類

免疫細胞療法には、2つの方法があります。1つは能動免疫療法と呼ばれているもので、これは免疫細胞を活性化する物質を体内に取り入れます。もう1つは受動免疫療法と呼ばれるもので、リンパ球などを体外で培養・活性化させて体内に戻します。能動免疫療法は、免疫細胞療法としては手軽にできるものがあります。健康食品で免疫細胞を刺激する方法があるのですが、これは免疫細胞療法というよりも食生活の改善という意味合いが強いかもしれません。他にはサイトカインを外部から注入するサイトカイン療法や、生体応答調整剤を注入する免疫賦活剤療法があります。受動免疫療法は、養子免疫療法と呼ばれており、免疫細胞療法の中でも注目されています。自分のリンパ球を体外で培養するのですが、クリニックなどでも治療が受けられます。この他には例外的な方法として、心理療法があります。このように免疫細胞療法にも、さまざまな方法があるのです。

免疫細胞療法は万能ではありません

免疫細胞療法は、身体への負担が小さく画期的な治療法です。しかし治療の効果としては、従来までの治療法よりも低くなります。そのため免疫細胞療法は、標準がん治療ではありません。問題箇所を切除する治療法は高い効果があります。しかし手術を受けるためには、患者自身の体力がある程度なければいけません。また、どのような場所にがん細胞があるのかによって、切除が不可能になる場合もあります。そんな時に免疫細胞療法を受けることで、これ以上の進行をおさえられる可能性があります。つまり免疫細胞療法は、がんの予防や代替療法なのです。研究次第では標準がん治療に指定されるかもしれませんが、免疫細胞療法はかならずしも万能ではないことを知っておきましょう。

免疫細胞療法の課題

免疫細胞療法は、まだまだ発展途上の治療法です。しかし免疫細胞療法が持つ効果や副作用のなさはとても魅力的で、どんどん研究が続けられています。がん細胞は免疫細胞の監視を逃れることがあるため、このことも免疫細胞療法がいまだ標準がん治療に指定されていない理由のひとつです。また標準がん治療に指定されていないことから、健康保険が適用されないというデメリットもあります。つまり免疫細胞療法を受けるためには、高い治療費を払う必要があるというわけです。これまでよりも高い治療効果と、それによって標準がん治療へ指定されて多くの人が治療を受けやすくすることが期待されています。免疫細胞療法には課題もたくさんありますが、それだけ注目されている治療法なのです。

 
Copyright (C) saicoro. All Right Reserved.