〜子供の発熱〜子供の熱の具合はどうか、病院へ連れてゆくべきかなど、子供の発熱に関する情報。
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子供の発熱(病院に連れてゆくべきか?)

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子供の発熱の具合はどうか?病院へ連れてゆくべきか?

◆子供の体温  子供の体温には個人差があり、約38℃までの体温上昇は健康な子供では普通のことです。そのため、子供が苦しんでいる様子がない軽微な体温上昇には、治療は必要ありません。38℃以上の発熱は、異常とみなして注意を払う必要があり、特に月齢3カ月未満の乳児の場合は気をつけます。また、子供は大人と違って平熱が少し高く、37.4℃ぐらいまでは平熱と考えてかまいません。ですから子供の発熱は、下のようにおおざっぱに考えるのがよいと思われます。


  37.4℃以下   平熱
  37.5〜37.9℃   ちょっとした発熱
  38.0〜38.9℃   明らかな発熱
  39.0℃以上   高熱

子供の体温は、一日の中でも0.5〜0.8℃ぐらいは変動します。だいたい朝は低く、夕方になると少し上がるのが普通です。朝は36.8℃だったのに、夕方になったら37.3℃と熱が出てきたとおっしゃるお母さんがよくありますが、自然の成り行きとしてそのくらいが普通だと思います。ですから、
◇ちょっとした鼻水と咳ぐらいで、熱以外にあまり症状がない
◇熱が多少下がったときは、元気に遊んでいる
◇食事や水分が十分にとれている
これらの条件がすべてあてはまる場合には、あまり心配することはないと思われます。ただし、「ひきつけ」や痙攣(けいれん)をおこしたら、直ちに病院で受診して下さい。その判断を誤ってはいけません。

子供の発熱 〜原因と症状〜 子供の熱の下げ方法

発熱の主な原因はかぜや「おなかのかぜ」(胃腸炎)など、よくみられる感染症です。これらの感染症はウイルス性で、治療をしなくてもよくなります。頻度は高くありませんが、耳、肺、膀胱(ぼうこう)、腎臓での感染症が原因で発熱することもあります。これらの多くは細菌感染症で、抗生物質による治療が必要です。乳児ではまれですが、発熱が血流の感染症の唯一の徴候である場合があります。この感染症は、髄膜炎やもっとひどい感染症(敗血症)など、命を脅かす病気に発展することがあります。これらを発症した子供は具合が悪くなります。感染症以外にも子供の発熱の原因となる症状はいろいろありますが、どれも頻度としては低いものです。これらによる発熱は、感染症が原因の熱とは違って数日以上続きます。
発熱した乳児は神経過敏になり、あまり眠らなくなったり食べなくなったりします。年長児は遊ぶ意欲がなくなることもありますが、熱があっても驚くほど元気な子供もいます。発熱による神経過敏や意欲減退は、熱が高くなると悪化します。熱が急に上がるとけいれん(熱性けいれん)(けいれん性疾患: 乳児けいれんと熱性けいれんを参照)を起こすことがあり、まれですが熱が高くなって子供がぐったりして反応がなくなる場合もあります。

◇ 子供の熱の下げかた
子供は、38℃ぐらいまでの熱は平気なことが多いものです。39℃以上の熟がある時は、38℃前後まで下げるのがベストと考えて下さい。高熱がある時に無理やり平熱まで熱を下げるのは、体に負担がかかって、かえって良くありません。薬で熱を下げても、病気が治るわけではありません。
5才以下の子供は、熱が高い時には、薄着にきせて体を冷やすと、けっこう熱が下がるものです。熱があるときは、まず表面冷却が基本です。ただし、小学生以上にやると寒くて震えてしまうこともあるので、7才以上は無理な冷やしかたはやめたほうが無難でしょう。
病院・医院で処方される内服の解熱剤は、3〜4時間はしっかり効いていて、6〜8時間はある程度効いている、ぐらいのものです。朝、昼、夕は内服薬を飲ませて、なるべく体表面冷却で様子を見る。最後に薬を飲ませてから5時間ぐらいたった夜の11時頃に、熱が高くて、起きてぐずっていたら、そこで一度坐薬をいれる、というのが基本ではないかと思います。ただし、先にも述べましたように「ひきつけ」や痙攣(けいれん)をおこしたら、直ちに病院で受診して下さい。必要なら救急車の出動を依頼することも躊躇してはいけません。

子供の発熱 〜診断と治療〜 

子供の発熱に気づくことは難しくありませんが、その原因を特定するのは難しいことがあります。熱が低く(約38℃以下)、発熱期間も短い場合は、検査や治療は必要ありません。それ以外の場合は、子供の症状を知ることと、徹底的な検査が原因の特定に役立ちます。一般に、どの乳児も38℃以上の熱を出した場合は医師の診察を受けるべきですが、年長児で高めの熱があったり、発熱を繰り返す場合も同様です。
また子供の場合ほとんどの発熱では、子供が楽になるようにしてあげる以外の治療は必要ありません。少し専門的になりますが、治療ではアセトアミノフェンやイブプロフェンを使います。解熱目的でアスピリンを使うのは安全ではありません。アスピリンはある種のウイルス性感染症と相互に作用して、「ライ症候群」と呼ばれる重篤な症状を引き起こすことがあるからです。年長児では、温かい(冷たくない程度の)おふろが熱を下げて楽にしてくれることがあります。アルコールなどで子供をマッサージするのはやめるべきです。これらが発散する蒸気は有害な場合がありますし、さらに眼に入ったり、誤って子供が吸いこんでしまうことがあるからです。
追加の治療を行うかどうかは、子供の年齢と発熱の原因によって決めます。まれですが、発熱が続いて検査をしても、原因が特定できないことがあります。これは「不明熱」と呼ばれます。

 

子供の発熱 〜子供の体温の測り方を、いくつかご紹介します〜  

◆子供の体温の測り方
子供の体温は直腸、耳、口、わきの下で測れます。

【直腸温】は、ガラス製の水銀式またはデジタル式体温計で測ります。直腸温が最も正確です。それは直腸温が子供の体内の温度に最も近いからです。直腸温を測るには、ガラス球部にワセリンを塗った体温計を約1?2.5センチメートルの深さに、うつ伏せに寝た子供の直腸に入れます。子供は、動かないようにしておく必要があります。体温計をそのまま2?3分おいておき、その後取り出して数値を読みます。

【耳内温】を測るには、鼓膜からの赤外線を測定する電子式の体温計を用います。耳内温は月齢3カ月未満の乳児の場合は信頼性がありません。耳内温を測るには、体温計のプローブで耳の開口部周辺をしっかり封じてから、スタートボタンを押します。すると体温がデジタル表示されます。

【口腔温】は、ガラス製の水銀式またはデジタル式体温計を子供の舌下に置いて、2?3分間測ります。口腔温では信頼できる測定が可能ですが、幼い小児の場合、正確な測定をするために体温計の周りでそっと口を閉じ続けていることができないので、測定は難しくなります。

【腋窩温】は、ガラス製の水銀式またはデジタル式体温計を子供のわきの下に差しこんで4?5分間測ります。わきの下は直腸、耳、口よりも温度が低いため、腋窩温は最も正確性が低くなります。

いずれの場合にも、必要によって使い分けて下さい。  最後に… 子供の発熱は親としてとても心配なものですが、あわてずに適切な対処をしてあげましょう。当り前のことですが、不安がある場合には、かならず医療機関を受診しましょう。

 

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