外反母趾って何??外反母趾の予防・治療はどうすればいいの??
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外反母趾の予防と治療

外反母趾って何?

外反母趾とは、足の親指が小指側に変形してくの字になる状態をいいます。外反母趾の主な原因は、合わない靴です。特に、ハイヒールにより外反母趾を生じる女性が急増しています。その他、関節リウマチの合併症としても外反母趾を生じることがあります。外反母趾が進行すると、普通の靴でも違和感を感じ、歩くだけで痛みがでます。
では、外反母趾の症状を詳しく見ていきましょう。外反母趾とは、母趾(おやゆび)が小指側に曲がる病態ですが、同時に第1中足骨が内側に広がっています。この第1中足骨の内反が外反母趾変形の始まりといわれています。中足骨が内反する一方で、母趾は逆に靴の先により外側に押し曲げられます。それと同時に母趾内転筋に引っ張られることにより付け根でねじれながらくの字に曲がってしまいます。
さらに外反母趾の多くは、扁平足も伴っています。また足の縦横のアーチがつぶれ横幅の広い開帳足にもなっていることが多く、これも外反母趾の諸症状を生じる要因となっています。 では、外反母趾が進行するとどうなるのでしょうか。外反母趾の人の足の裏を見てみると、ときに足の人差し指の付け根や小指の付け根などに胼胝(ベンチ;タコ)を形成しその部に痛みが生じます。これらの胼胝は外反母趾のために足の“横アーチ”が低下し、中足骨頭が接地面に近付き、さらに外反母趾のため親指で蹴り返すことが出来なっているので、代償性に他の指が蹴り返す役割を担うことになり、中足骨頭へ負担がかかり生じます。また、親指の付け根の内側の突出部が靴に当たるなどの刺激を受け、“バニオン(Bunion)”と言われる皮下滑液包炎を生じ「はれ」や「発赤」、「疼痛」を伴うことがあります。またその突出部に親指に行く知覚神経が通っているため、その神経が圧迫されることにより親指にしびれや痛みが生じることもあります。また足の形態異常のため筋力バランスが崩れ、歩きにくく疲れ易いと言った症状も呈します。

外反母趾の原因

外反母趾はどのようにして生じるのでしょうか、その成因について考えてみることにしましょう。外反母趾の成因には“外的要因”と“内的要因”とが関与していると考えられています。
◆外的要因
 外反母趾の外的要因として最も大きなものに、靴の不適合があげられます。足に合わない靴、特にハイヒールなどは外反母趾発生の最大の原因と考えられています。ハイヒールを履くと、足底にかかる体重は前足部に集中します。その結果、足は横に広がり開帳足になります。しかしハイヒールの先は細くなっているため母趾は付け根でくの字に曲げられ外反変形を生じます。
 外反母趾のもう1つの外的要因として生活習慣があげられます。現代社会においては1日のうちで靴を履く時間が長く、裸足になる時間が減少しています。また乗り物を利用することが増え、自分の足で歩く機会は逆に減少しています。最近では乳幼児の頃から履く靴などもあり足の筋骨格形成に悪影響を与えています。このように現代社会では足の筋力はどんどん低下する傾向にあり、アーチの消失した扁平足や横幅の広い開帳足が増えて来ています。これが外反母趾を生じやすくしている要因の一つになっています。
◆内的要因
 しかし外反母趾患者の中には全くハイヒールもきつい靴も履かないし、外的要因も全く思い当たらないにもかかわらず外反母趾になっている人もいます。このような外反母趾患者には何らかの内的要因があると考えられます。
 外反母趾の発生頻度を男女別で調べてみるとその比は1:10と圧倒的に女性に多いです。これは女性の方が男性より関節が柔らかいことや、筋力が弱いことなどに起因しています。したがって女性であることが内的要因の1つと言えます。
 また外反母趾の別の内的要因として足の形態的特徴が挙げられます。先天的に扁平足である場合や、母趾が第2趾よりも長いタイプの足(エジプト型と言います)、母趾の付け根の関節(中足骨頭)が丸い形をした人などが外反母趾になりやすい足の形態といわれています。また、慢性関節リウマチやEhlers-Danlos症候群のような全身関節弛緩を生じる疾患が基礎にある人も外反母趾になりやすいといわれています。
 また外反母趾の遺伝的素因については認められておりませんが外反母趾になりやすい足の形態的特徴は親子で遺伝するのでそういう意味では外反母趾は遺伝しやすいと言ってもよいのかも知れません。したがって親が外反母趾の人は注意する必要があります。

外反母趾の予防と対策

それでは外反母趾を予防するにはどのようにすればよいのでしょうか。外反母趾の発症には様々な要因が関与していると考えられているので、その予防にはそれらの要因から足を守ってあげることが大切です。その中でも外反母趾は特に靴による影響が大きいのでハイヒールなどの踵が高く先の細い靴をあまり履かないことが大切です。普段履く靴も縦横のサイズの合った正しい靴を選ぶことが大切です。

☆外反母趾の予防☆
◆通勤はスニーカーで。
 通勤は毎日のことです。足の負担のかからない靴を選びましょう
◆先が丸くて幅広の靴を選ぶ。
 先の細い靴ほど足の指にかかる負担は大きい。流行よりも履き心地を重視しましょう。
◆寝るときに指の間にガーゼを挟む。
 親指と第2趾の間にガーゼをまるめて挟みます。ガーゼはとれないように、ばんそうこうなどで、とめて寝ます。

外反母趾の治療

外反母趾は放っておくと、確実に進行していくので、まず、装具などを使って外反母趾をこれ以上進行させないようにします。装具は昼用、夜用などがあり、また、専用の靴もあります。ヒールの高いパンプスや幅の狭い靴は避けた方がよいでしょう。マッサージで血流をよくし、固まった筋をのばす"足体操"も外反母趾の予防に役立ちます。足の指でシーツをつかんだり裸足で砂利道を歩いて、普段使わない足の筋肉を鍛えるのも外反母趾に効果的です。しかしこれらの方法は外反母趾の進行を抑えることはできても、変形を矯正することはできません。外反母趾の変形そのものを治すには手術しかありません。手術は、親指の付け根の骨を切り直してまっすぐにする骨切り術が主流となっています。手術後は1ヵ月ほどギプスをつけなければならず、その後もリハビリが必要です。

☆外反母趾の治療☆
◆専門医と相談して装具を使ってこれ以上進行しないように予防する。
◆ヒールの高いパンプス等幅の狭い靴は避ける。専用の靴もよい。
◆マッサージ靴足体操その他足の筋肉を鍛える。
◆変形を矯正するには手術が必要となる。

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